1-5.【時よ止まれ!美の秘訣】老化の原因はたった2つ?!今日から簡単にできるアンチエイジングの習慣(糖化編2)[第3回]
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更新日:2021/06/20
今日ももふもふおはおはふう。ふうです。
ご覧いただきありがとうございます。
前回、AGEs(糖化最終生成物)とは何かについてお話しました。
AGEs(糖化最終生成物)とは、簡単に言うとタンパク質と糖が結び付くことで、タンパク質が変性・劣化してできる老化物質のことですね。一度できたAGEs(糖化最終生成物)は分解されにくいにくいため、AGEs(糖化最終生成物)を作らないことが大切です。
本記事はこの記事だけをご覧いただいても読み進められるように構成しています。シリーズものになっているので、前回の記事もご覧いただけるとより理解が深まると思います。まだご覧になってない方はぜひ読んでみてくださいね。
今回は「【時よ止まれ!美の秘訣】老化の原因はたった2つ?!今日から簡単にできるアンチエイジングの習慣(糖化編:AGEs生成要因1)[第3回]」をご紹介していきます。
【第3回】糖化編 AGEs(糖化最終生成物)生成の要因(体内のタンパク質が糖化するケース)
1.AGEs(糖化最終生成物)の概要
食事などから摂取した余分な糖質が体内のたんぱく質と結びついて変性させ、老化促進物質であるAGEs(糖化最終生成物)を作ります。
2.糖質の必要性
では、単純に老化の元となる糖質を摂らなけれ良いのではないかと考える人もいるでしょう。それは寿命を縮ませることになるでしょう。
なぜなら、糖質は生きていくために大切なエネルギーだからです。糖質は身体の中でブドウ糖(グルコース)に変換されます。ブドウ糖(グルコース)は体内の臓器の生命活動のエネルギーとして使用されますが、特に脳はブドウ糖(グルコース)を主なエネルギーとしています。ブドウ糖(グルコース)なくして生きていくことはできません。
このことを知っていれば、極度な炭水化物抜きダイエットという恐ろしい行為をしようと思わなくなるでしょう。糖質そのものが悪ではなく、余分な糖質をたくさん摂ることが問題です。
そこで、糖質がどのようにしてエネルギーに変換されるのかという糖の代謝の過程を理解する必要があります。メカニズムが分かれば、余分な糖質を減らす対処方法が見えてくるからです。
3.糖質をエネルギー変換する過程(糖代謝)
下記の流れで摂取した食べ物はエネルギーに変換されます。
➀消化酵素によって糖質をブドウ糖(グルコース)に分解する
食事の際、糖分を含む食べ物は唾液や胃液の消化酵素によってブドウ糖(グルコース)に分解されます。
②ブドウ糖(グルコース)を血液中に送り込む
その後、小腸の毛細血管で吸収されます。毛細血管で吸収されると、血液中にブドウ糖(グルコース)が溶け込みます。
血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度が上昇することを血糖値が上がると言います。血糖値が急上昇(高血糖)すると、血液がドロドロの状態になり、血管の内壁を傷つけます。血管のダメージが続くと、動脈硬化が進行し、脳梗塞や心臓病の原因となります。
③すい臓から指令が出る
そこで、血糖値が上がると血糖値を下げるためにすい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。この指令が出ると、血液中から全身の細胞にブドウ糖(グルコース)が送られ、細胞のエネルギーとなります。ここで重要なのは、肝臓にとってはこの指令が重要な任務となるということです。
④すい臓からの指令を受けて、肝臓が血糖値コントロールを行う
よく勘違いされがちですが、血糖値のコントロールを実際に行っているのは、すい臓ではなく、肝臓です。血糖値のコントロールにおいては肝臓はすい臓の支配下にあります。
すい臓から指令が出ると、肝臓は血中のブドウ糖(グルコース)を取り込んで、血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度の調整をします。取り込んだブドウ糖(グルコース)はグリコーゲンに変換され、肝臓内の倉庫に貯蓄されます。
血糖値が下がると、すい臓からまた指令が出るので、倉庫を開放しグリコーゲンをブドウ糖(グルコース)に変換し全身の細胞に送ります。この血糖値のコントロールは幾多ある臓器のうち、肝臓にしかできません。
4.AGEs(糖化最終生成物)の誕生
血糖値が上昇すると、肝臓にある倉庫に貯蔵されますが、貯蔵できる量は決まっているため、細胞に送り出されたブドウ糖(グルコース)のうちエネルギーとして活用されなかったブドウ糖(グルコース)はタンパク質と結びつき、AGEs(糖化最終生成物)が生成されます。
また、血液中の糖濃度が高すぎると肝臓での処理が追いつかず、余分なブドウ糖(グルコース)まで細胞に送られてしまいます。
このことから、血糖値の急上昇がAGEs(糖化最終生成物)生成につながることが分かります。糖質の多い食べ物は血糖値が上がりやすい傾向にあります。
5.肝活の重要性
上記の話を踏まえると、昨日お話した肝活の重要性とAGEs(糖化最終生成物)生成の抑制との関係が見えてきます。肝臓が健康な状態にないと、すい臓からの指令を受けても反応が鈍くなり、血糖値のコントロールが上手くなされなくなります。
そうすると、高血糖によりAGEs(糖化最終生成物)がたくさん生成され老化が促進されるだけでなく、動脈硬化が進み命に関わる様々な深刻な病気の元となります。
以上により、いかに肝臓が美と健康のために重要な臓器であるかが分かると思います。肝臓は別名「若返りの臓器」と呼ばれています。このことを踏まえ、もう一度、肝活の重要性の記事をご覧いただけると光栄です。
6.まとめ
以上、AGEs(糖化最終生成物)生成の要因の体内のタンパク質が糖化するケースをご紹介しました。糖質が身体の中でどのようなプロセスでエネルギーに変換されていくのかが分かったと思います。糖質を摂ることが悪いのではなく、摂り方が大切なのです。
次回はAGEs(糖化最終生成物)生成の要因についてもう1つのケースをご紹介します。
糖化について理解したうえで、食事楽しみつつ、健康的に美しく、人生を豊かにしていきましょう。
下記の記事にシリーズ化しているので、ご覧いただけると嬉しいです。
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最後までご覧いただきありがとうございます。
また明日22時にお会いしましょう
それでは、ばいばいふう。
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